電子帳票化、プリンター置換え、Web対応化など旧来の印刷方式を刷新する動機は様々です。いわゆる帳票ソリューションには多くのバリエーションがありますが、IBM i のお客様は以下のいくつかの視点から適切なソリューションを選択いただければと思います。
サーバー集約化
帳票設計においてはGUI対応が必要になるのでPCが必要になりますが、IBM i のお客様は、システム運用をできるだけ簡素化するために、帳票ソリューションのために新たにサーバーを導入するのは避けたいとする傾向があります。IBM i 一台でサーバー機能を完結できるソリューションには、ベル・データのMAPPING Suite、アイエステクノポートのUT/400-iPDCがあります。逆に広くオープン系システムの電子帳票ソリューションと同様に、PCサーバーを前提とするWilComm/400も数多くの実績があります。
サポートされるプリンターのバリエーションと汎用性
出力先のプリンター・メーカーを選ばないのは、MAPPING Suiteです。電子化だけでなく、業界標準のPDF形式ないしPCL形式の印刷データを生成できますので、複合機やレーザー・プリンターのカット紙に、直接あるいはPC経由で印刷できます。また、多言語のスプールに対応しているのもMAPPING Suiteの特徴です。
APW(多機能漢字印刷ユーティリティー)との互換性
APWとは、5250 エミュレータ利用を前提とする(出力イメージ確認のためには実際に印刷する必要がありますが)、旧来からIBMより提供されていた帳票ソリューションです。製品番号は5761-AP1です。APW帳票をそのままPDF化する帳票ソリューションとして定評あるのはUT/400-iPDCです。
このニーズに対応する製品・サービス

MAPPING Suite
IBM i (OS/400) 上で稼働する統合印刷ソリューション

UT/400 iPDC
IBM i (AS/400)環境における印刷環境の改善・業務効率化の向上に貢献するソリューション

Wilcomm/400
IBM i (AS400)用帳票ソリューション