Webやモバイルへの対応を考える際、既存アプリケーションの大規模な改修は避けたいというニーズがあります。RPGやCOBOLなどの伝統的なプログラム言語の置換は一つの方法ですが、ロジックは変わらず、インターフェースの更新しか果たせません。したがって、特定の課題への効果的な対応が求められます。
IBM iの画面表示更新には大きく2つの手法があります。
aXeS:この方法では、既存の画面定義情報を基に、自動でHTML文書を生成しWeb対応を行います。RPGやCOBOLの既存プログラムを変更することなく、Web対応が可能です。しかし、表示内容は既存の画面定義に従うため、見た目のカスタマイズには限りがあります。
C/S Bridge:こちらはカスタムデザインの画面をベースに、既存プログラムを呼び出して動作します。デザインの自由度が高い一方で、少なくとも一部のプログラムには改修が必要となります。これにより、サーバーとクライアント間での連携が強化されるメリットも生まれます。
どちらの方法が優れているとは一概には言えず、顧客の要件や状況により、適切な選択が求められます。
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