IBM i(AS/400)から「全銀TCP/IP手順・広域IP網」の通信ができるToolboxシリーズ製品
「Toolbox 全銀TLS+」は、IBM i (AS/400)上で最新の全銀手順である「全銀TCP/IP手順・広域IP網」をご利用いただける、Toolboxのシリーズ製品の一つです。
これまでIBM i ユーザーが「全銀TCP/IP手順・広域IP網」を利用するためには、新たにEDIサーバーを構築したり専用の通信機器を導入したりする必要がありました。「Toolbox 全銀TLS+」を利用することで、これら追加の機器類を必要とする事無く、最新の全銀手順を活用できるようになります。
「全銀TCP/IP手順・広域IP網」は、旧来の全銀ベーシック手順や全銀TCP/IP手順において規定された制御、フォーマット、コード体系などといったデータ交換の仕様を踏襲しているため、旧来の全銀手順から容易に移行できます。鉄鋼業界や石油化学業界など各種業界で採用が進んでおります。
2020年1月現在、旧来の全銀手順ユーザーの中で、ファーム・バンキング以外の用途を想定される場合に最適なパッケージです。
ファームバンキングの新たなプラットフォームである全銀EDIシステム(ZEDI)を利用される場合は、通信手順がJX手順と定められているため、別製品Toolbox JXクライアントの利用をご検討ください。
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お客様ニーズ
多くのお客様では、以下の3つの観点から2023年一杯までに旧来のデータ通信(EDI)を見直し、刷新する必要があります。
- INSネット(ISDN)ディジタル通信モードの提供終了
NTT東・西日本の各社は、公衆交換電話網のテクノロジー刷新のために、2023年一杯でINSネットディジタル通信モードの提供を終了します。
- IBMによるPowerSystems用同期通信アダプタの営業活動終了
通信テクノロジーは、全世界的にインターネットに移行しつつあります。今後はEthernetアダプタ利用が主流となります。
- 旧来の全銀通信手順のサポート終了
一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は、旧来の全銀ベーシック手順と全銀TCP/IP手順に対するサポートを2023年一杯で終了します。ファーム・バンキング以外の用途における後継の通信手順は「全銀TCP/IP・広域IP網」です。
ファームバンキングの新たなプラットフォームである全銀EDIシステム(ZEDI)を利用される場合は、通信手順がJX手順と定められているため、別製品Toolbox JXクライアントの利用をご検討ください。
Toolbox全銀TLS+はIBM i (AS/400)上で直接「全銀TCP/IP・広域IP網」を利用できますので、EDIサーバーを別途構築する必要がなく、運用簡素化と費用逓減を実現できます。
特長・ポイント
- 新たなEDIサーバ構築が不要
- ファームバンキング以外の用途において、全銀ベーシック手順または全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順・広域IP網への移行が容易
- 発呼(Aセンター)、着呼(Bセンター)とも対応
価格・料金
※CPUグレードによる価格体系です。
※LPARごとにライセンスが必要です。
※Toolbox 全銀TLS+のご利用には、Toolbox for IBM i のライセンス/保守契約が必要です。
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