BELL Group 株式会社ベル・データ
シーバイエス株式会社 様

基幹システムの運用を
フルアウトソーシング

米国からの移管を短期間で達成したのち、
事業継続性を高めるため
サーバー群をデータセンターに移転
  • システムアウトソーシング
  • データセンター運用
  • ITサービスデスク
  • 業務用洗剤製造、販売、サービス
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事例のポイント

  • 短期間かつコストを抑えて基幹システムの運用を移管できる
    アウトソーシング先を見つけ出す
  • ITサービスデスクの利用で、コミュニケーションが向上し、
    問い合わせに対するレスポンス時間が短縮
  • 協力して移管した基幹システムを、その後のバージョンアップ時に
    ベル・データのデータセンターに再構築

お客様の課題

独立に際してIT関連の業務をアウトソーシングできる国内企業が必要

米国ジョンソン社の業務用部門日本法人であったジョンソン・プロフェッショナルを母体に、いくつかの企業との統合を経ながら事業領域を拡大してきたシーバイエス株式会社(以下、シーバイエス)は、2012年11月にマネージドバイアウト(MBO)によって米国シールドエアー社からグローバルビジネスパートナーとして独立しました。ただし、それまでグローバル展開する企業グループの一員であったシーバイエスにとって、独立することはJD Edwards EnterpriseOne(以下、JDE)を中心とした基幹システムに関するさまざまな課題を解決しなければならないことでもありました。シーバイエス ISグループでグループマネージャーを務める井上基之氏は次のように話します。「例えば、ネットワーク網に関しては、グローバルなグループから切り離して国内で再構築する必要がありました。また、セキュリティ関連などのアプリケーションも選定し直さなければなりませんでした。さらに、グループ全体で一括してインドの企業と包括契約して基幹システムをはじめとしたIT関連の業務をアウトソーシングしていましたので、新たにアウトソーシングできる国内企業を探す必要もありました」。このような基幹システムに関する課題に加えて、課題を解決するのにシーバイエスが費やせる時間は11か月という非常に短いものでした。「当時、最初から組織を立て直すなどいろいろな意見がありました。しかし、基幹システムを移管するだけでも少なくとも半年程度かかるため、11か月という短い期間ではかなり難しいと考えていました」(井上氏)。

シーバイエス ISグループ
グループマネージャー 井上 基之氏
シーバイエス ISグループ グループマネージャー
井上 基之氏

課題解決のための選択

短期間での移管とコスト削減を目指してアウトソーシング先にベル・データを選定

シーバイエスは、ベル・データを含めた8社に事情を説明しました。ただし、相談したほとんどの企業からの回答は、11か月という短期間での作業リスクを考慮すると対応は難しいというものでした。さらに、シーバイエスはコストも重要視する必要がありました。「グローバルにグループ全体で一括契約していたアウトソーシング先のライセンスを譲渡できなかったため、その部分に関するコストが二重投資になってしまいました。このためコストをかけられないという事情もありました」(井上氏)。このような難しい課題がいくつもある状況の中、シーバイエスはアウトソーシング先としてベル・データを選びました。「基幹システムが稼働するIBM i(AS400)に関して十分な導入と運用の実績があることは評価していましたが、最終的に『限られた期間ではあるが、何とかやり切れると思います』と話をいただいたことを決め手とし、ベル・データ様にお願いすることにしました」(井上氏)。

シーバイエス ISグループ
レポート担当 藤岡 宗徳氏
シーバイエス ISグループレポート担当
藤岡 宗徳氏

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導入のためのアプローチ

猶予期間の短さから既存のデータをそのまま移行

シーバイエスは、ベル・データとともに基幹システムを国内に移管する作業に着手しました。作業に費やせる期間は短く、失敗してもやり直すことが難しい状況でした。シーバイエス ISグループ レポート担当の藤岡宗徳氏は、当時の状況を示すエピソードを次のように話します。「当時は基幹システムのデータ担当でした。本来であれば、基幹システムの移管に際してデータを精査してきれいにしたいという要望がありました。しかし、そのようなことをやっていると、とてもではありませんが期日に間に合いませんでした。そのため、米国にあるデータをそのまま持ってくることになりました。ただし、データ量が膨大だったため、ネットワーク経由での移行が難しく、磁気テープに保管して日本に持ってくることになりました」。実際には、ベル・データの担当者が米国まで出向き、磁気テープに保管したデータを日本に持ち帰りました。しかも、磁気テープを2セット用意し、別々のルートで日本に持ち帰るようにしました。このような方法を採ることで、仮に一方の磁気テープに何らかの問題が生じても、もう一方の磁気テープでカバーできるようにしました。このようにやり直しが生じないよう細心の注意を払って作業を進め、シーバイエスは2013年に無事に基幹システムの国内移管を終えました。そして、ベル・データのITサービスデスクの利用がスタートしました。

システム構成イメージ図

「導入効果」以降のインタビューを含んだ
全文はPDFにてご提供しています。

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シーバイエス株式会社

本社所在地神奈川県横浜市中区山下町22番地
設立昭和37年7月
事業内容業務用清掃洗浄剤、清掃用ワックス、衛生管理用除菌剤、業務用洗浄剤、 飲料・食品工業用洗浄剤、清掃用機器、清掃用具等 関連製品の製造・輸入・販売

シーバイエス株式会社は、ビルメンテナンス、ホテル・宿泊施設、飲料・食品工場、公共施設など、さまざまな空間と製造工程におけるクレンリネスとサニテーション分野でのプロフェッショナル向け製品およびサービスを提供しています。同社は、すべての方の大切な場所での清潔、安全、安心、快適で美しい環境作りを目指すとともに、大切な場所の価値を高めるべく変化と進化を続けています。

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