問題点・導入の目的 データ量、接続端末数の増加に伴い、レスポンスが悪化
新生食品株式会社は、以前のホストサーバー導入の際、各拠点とホストサーバーを結ぶ回線に、当時の信頼性からIPVPNを採用しましたが、会社規模の拡大に伴い、扱うデータ量や使用端末数が倍増、レスポンスが悪化したため、ベル・データに帯域を広げる相談を持ちかけました。
解決方法の検討、決定/ベル・データからの提案 インターネットVPNの信頼性を二重化でカバー
当初は、IPVPNの帯域を広げる方法でベル・データに見積もってもらいましたが、コスト面でかなりの負担になることが発覚し、別の方法を再度相談。ベル・データより帯域を広げたインターネットVPNでの冗長化の提案を受けました。 インターネットVPNは、IPVPNより若干不安定な部分はあるものの、提案ではそれを二重化することでカバーし信頼性を確保、それでもコスト面は希望通りに抑えらるということでした。 また、それまでIPVPNと別々になっていたインターネット回線を、インターネットVPNに一元化、合わせてルーターも二重化し、障害発生時における回線とルーターの切り替えを自動化することにより、耐障害性を大きく向上させられることも、決定要因の一つとなりました。
導入成果・現状 レスポンス速度の改善、二重化による安心感。導入効果は出ています
導入当時、すぐ近くで始まった大規模な都市計画に伴う回線工事が多々あり、その影響からか通信障害がしばしば発生しました。ベル・データからの提案により二重化した回線は別々のキャリアを利用していましたが、そうでなければ、もっと酷かったと思われます。勿論この現象は今では全く問題ありません。 また、本来の目的だったレスポンス速度の改善だけでなく、二重化による安心感まで確保できたことについても満足しています。現在、総括すると、この選択は間違っていなかったと思っています。
将来展望・今後の課題 まずは、まだ出来ていない拠点間のネットワークの二重化が課題
直近では、新たに売り上げが増加している拠点のネットワーク回線及びルーター二重化を検討しています。 また、セキュリティを十分に考察した上で、インターネットを利用したAS/400へのリモートアクセスの活用も考えています。 その他では、新たな運用システムの導入や、バックアップ等の更なる強化を進めていけたらと思っています。
お客様プロフィール
この事例の製品・サービスの詳細
ネットワーク構築支援サービス(LAN/WAN)
セキュリティ強化やクラウド接続速度など、お客様それぞれの最適解を追求するネットワークの構築と運用支援
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株式会社ランテック
ネットワークの見直しで、システム運用の安定とコスト削減を実現