人材不足時代に求められる持続可能なシステム運用・保守とセキュリティ
オープニング
フォーラムのオープニングでは、代表取締役社長 上野誠也が登壇し、「100年存続する企業」を目指す基盤づくりの取り組みや、昨年発生したランサムウェア攻撃への対応状況とお客様へのお詫びについても率直に語り、社会に安心を届けるITパートナーとしての責任と強い覚悟を示しました。
講演セッション
続くセッションでは、IBM Power SystemsとIBM i 領域の第一人者として評価を得る安井 賢克が「進化するIBM i とアプリケーション開発のこれから」をテーマに、IBM i 関連の主要スケジュールやIBM i の最新の動きを解説し、RPGと生成AIを融合することで実現する開発革新について語りました。IBM i はレガシーではなく、進化を続ける企業ITの最前線にあることが、参加者の期待と共感を誘ったのではないでしょうか。二つ目の講演では、Power事業部 カスタマーサクセス統括部 統括部長の須藤 純が登壇し、ベル・データがお客様と共に歩んできた歴史を振り返りました。併せて、IBM i を中心に30年以上蓄積してきた知見と経験を基盤としたモダナイズ関連のソリューションやサービスについて、IBM i モダナイズとともにお客様が抱える課題や不安を安心に変える解決策、事例を交え解説しました。
プログラム終了後には懇親会が実施され、和やかな雰囲気の中で名刺交換や情報交換が活発に行われ、次のビジネス機会につながる有意義な交流の場となりました。参加者アンケートでは、「事例紹介が実践的で大いに参考になった」「IBM i のデータ活用にAIの領域が加わり、業務効率化の選択肢が拡大することを実感した」「今後もセキュリティやデータ活用の面で継続的な提案・支援を期待したい」といった前向きなご意見が多く寄せられています。
IBM i の課題とベル・データの取り組み
IBM i は長年の進化を経て広く利用されていますが、技術や知識の属人化やドキュメント類の散逸による「ブラックボックス化」といった課題も指摘されています。また、ベテラン技術者の高齢化や引退、一部ベンダーの市場撤退により、後継者育成が困難な状況が続いています。 こうした課題に対応するため、ベル・データは次世代ソリューション「PowerクラウドNEXT」と、国内IBM Power業界初の「生成AI連携サービス for i」を提供開始しました。これにより、技術継承や人材不足の解決を強力にサポートします。今後もベル・データは、IBM i ユーザーのビジネス継続を支援する環境を構築し、共に成長し続けることを目指してまいります。最後に
本フォーラムにご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。関連リンク:
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