2021年7月30日
株式会社南紀白浜エアポート
BELL・ホールディングス株式会社
ベル・データ株式会社
株式会社南紀白浜エアポート(和歌山県西牟婁郡白浜町、代表取締役社長:岡田信一郎(防災士)、以下南紀白浜エアポート)とBELL・ホールディングス株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:中西洋彰)および事業子会社であるベル・データ株式会社(以下、BELLグループ)は、空港を中心とした地域の防災力強化に向けた協業を開始いたしました。
南紀白浜空港のある和歌山県は、発生確率が高まっている南海トラフ地震の被害を大きく受ける地域の1つと想定されており、域内全体の防災力強化が喫緊の社会課題となっています。 高台に位置する南紀白浜空港は和歌山県が指定する広域防災拠点でもあり、これまでにも南紀白浜空港では太陽光発電による周辺施設への電力融通等、地域の防災力強化に取り組んでまいりました。今回のBELLグループとの協業は、これまでの取り組みをさらに加速させるものになります。
具体的には、令和3年度の「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金」の補助事業者に選定されているBELLグループ、株式会社ワンテーブルとともに、紀南地域の3つの自治体(上富田町、すさみ町、白浜町)と南紀白浜空港を中心とした地域防災力強化に向けて以下の取り組みを始めます。
- 紀南3自治体(上富田町、すさみ町、白浜町)と南紀白浜空港の防災備蓄業務における広域連携と最適化
- BELLグループの防災ソリューションの実証と共同ビジネス展開
- 防災における地域共助コミュニティの形成/活性化に向けた構想策定
- 紀南地域で実証されたソリューションの和歌山県他地域への展開
南紀白浜エアポートとBELLグループは、洗練された防災ソリューションの展開を通じて、すべての地域住民ならびにこの地を観光で訪れる皆様が安心して過ごせる地域社会の創造に取り組んでまいります。
- 奥田上富田町長のコメント
- 津波被害が想定されていない上富田町は、非常時の後方支援拠点地域であります。 まずは今回の3町+空港の取り組みを成功させ、この取り組みをより広域に展開することで、紀南広域での防災強化を実現することを期待しています。
- 岩田すさみ町長のコメント
- すさみ町は津波のリスクの高い場所であり、防災対策に積極的に取り組んできました。 今回の空港と3町の連携した取り組みにより、地域の一層の防災力強化が図られることを期待しております。
- 井澗白浜町長のコメント
- 温泉とパンダのまち、白浜町は観光客も多く訪れるリゾート地であります。 本取り組みは、住民はもとより、観光客も含めた、より安心安全な防災体制の構築に寄与できるのではないかと期待しております。
■株式会社南紀白浜エアポートについて
南紀白浜エアポートは、南紀白浜空港の民営化にともない設立された空港運営会社です。 南紀白浜空港の安全・安心かつ生産性の高い運営や顧客満足・利便性の向上に努めるとともに、「空港型地方創生」というコンセプトを掲げ、地域の魅力発信や地域への誘客活動を通じた交流人口の増大による地域の活性化への貢献に取り組んでいます。
■BELLグループについて
BELLグループは、テクノロジーの力で日本の中堅・中小企業の成長を支援するとともに、「今」と「未来」への不安を安心へと変える社会づくりを目指し、新規事業として防災分野の課題解決に取り組んでいます。東日本大震災での被災経験を将来確実に発生すると言われている南海トラフ地震、首都圏直下型地震等に過去の学びを継承し、防災分野における公助・共助・自助のバランスの取れた世界の実現を目指しています。
本件に関するお問合せ先
株式会社南紀白浜エアポート 総務グループ
TEL:0739-43-0095/MAIL:info@nsap.co.jp
ベル・データ株式会社 bosai DXユニット
TEL:03-5326-4362/MAIL:bxlink@belldata.co.jp